保護者の方よりアゲハ蝶の幼虫をいただき、みんなで育てることになりました。
図鑑を見ながら、今の状態がどのくらいなのか、何を食べるのか、どのくらで蛹になるのかなど調べながら成長過程を見守っていました。幼虫から蛹になり「お布団の中に入っちゃったよ」と驚き、感動をしている子どもたち。蛹になった後は毎日、様子を見て変化がないかを楽しみにしていました。蛹に変化が見られた時には、「先生、色が違うよ、もう少しで蝶々になるかな」とワクワク楽しみにしていました。日中は蛹に変化はなかったのですが、子どもたちが寝ている午睡時間になんと羽化し綺麗なアゲハ蝶が生まれていました。
午睡から起きた子どもたちのアゲハ蝶を見た際の表情はとてもキラキラ目を輝かせており、感動していました。「アゲハ蝶どうする?」と保育者が質問をすると「逃がしてあげる」「虫かごだと狭いからかわいそう」といった話になり、みんなで「頑張ってね」「元気でね」と自然へ飛びたたせてあげることになりました。
羽化する際に羽が切れてしまい、上手く飛び立つことが出来なかったアゲハ蝶に手を差し伸べてあげる子どもたち。手を差し伸べてあげると元気に飛び立つことが出来ました。最後はみんなで「バイバイ、元気でね」と手を振る姿に感動をしました。
幼虫から成虫になるまで育てる経験を通し、生命の不思議さや尊さに気づくことが出来ました。
素敵な経験をすることが出来ました。
卒園までに育って欲しい10の姿では、『自然との関わり、生命尊重』『言葉による伝え合い』『豊かな感性と表現』が育まれています。