5月に育てた稲の苗が育ち、秋に収穫ができました。今日はそんな稲の米すりを子ども達と行いました。
すり鉢と野球ボールを使って全て自分の手ですっていきました。「どうしたら殻が取れるのかな？」「あ、これはお米になった」「とんでいかないように気をつけて」など、たくさんお話をしながら力加減を工夫し、小さい粒を観察していました。
ひたすら米すりをしていると「全然殻が取れない」「大変だ〜」と言う声も聞こえてきました。「農家の人は大変なんだね。できるだけ残さないで食べられたらいいね。」と伝えると「お米は好きだよ」と言う子もいれば「そうだね〜」と共感してくれる子もいました。普段食事の場面で話をするよりも真剣に聞いており、素敵な食育体験になったようです。
籾殻をとったお米の匂いを嗅いでいる子もいました。「うわ臭い」と驚いていました。大人としては良い籾の匂いと感じたのですが、子ども達はご飯の匂いを想像していたようです。「それはしっかりご飯を炊かないといけないんじゃない？」と言う声も子ども達から聞こえてきました。
来週はいよいよお米を炊きます。想像した匂いが嗅げることが楽しみです。
